師走に入ったある日、お坊さんは呼ぶ声がする方へ行ってみると、お堂に白髪の小柄な浄眼さまが座っており、「お坊様、梅干しをされませんか?」と。これは特別なお告げと閃き、二言なく「承りました」と。浄眼さまはさらに「名前は宝光梅がよいでしょう。この梅を食べた人に好い知らせとそれを受け取る勇気と、成し遂げる智慧が着くようご祈念いたしなさい」と告げられました。「妙見様と梅干しだから『生活の目星がつく』祈りだな」とお坊さんは感心しました。この物語そのままに出来たのが宝光梅です。
お告げの通りの祈りを日々吹き込みながら一粒一粒丁寧に漬け込み天日に干す昔ながらの伝統的製法と、お寺に代々伝わる秘伝の祈りを込め「ヨキタヨリクル」縁起の良い梅干しとなりました。